老科学者の繰り言 科学と論理を語る
私は医学・生物学分野の研究者であり、定年退職して10年以上たった。このWebサイトで、私の"自然観・科学観・学問観"(観より感がよいかも)を語る。 定年退職直前の”最終セミナー”(大学の最終講義に相当)で語ったことが多い。そのスライドをサムネールで掲示した。 それゆえ、「老科学者の繰り言 科学と論理を語る」とした。 退職以降に折に触れ、書き留めた事柄も順次整理して加えていく。
細菌の細胞集合体の研究
科学の周辺に、私の大学院生時代の研究、細菌の細胞集合体の研究を掲載 2020.01.26
空間と時間を表わす用語を掲載
昨年(2019年)12月20日、NHK「チコちゃんに叱られる」番組で、「鏡はなぜ(左右)逆に映る?」がテーマに取り上げられた。
この問題を詳しく説明するため、空間を表わす用語(概念)を追加掲載し、鏡像問題に対する私の見解を載せた。
「科学と論理」から、また このリンクから ご覧ください。
新型コロナウイルスに関連して
またまた科学的な根拠を基に論理的な議論をしない国民と、少し前のことをすぐに忘れてしまう国民性。何度繰り返すのでしょう。
識者によってはSARSやMARSを引き合いに出すが、2009年から2010年にかけて起こった「新型インフルエンザ」のことを思い起こして、今回の事例と比較して欲しい。
新型インフルは私が退職した直後ではあるが、まだ多少のつながりが残っていて、この時の様々な情報を聞き及んでいる。古くは1996年の大腸菌O157=堺、かいわれ。
この時は私も少しだけ関与した。
老科学者の繰り言を述べる。
今回の新型コロナウイルス問題を2009-10年の新型インフルエンザの社会事象を思い出しながら理性的に考えよう
新型コロナウイルスに関する新聞やTV報道と、それに対する私のコメント・雑感 3月から4月分
新型コロナ報道と、それに対する老科学者の雑感 5月 病院経営圧迫 病床稼働率病床利用率 治療薬
毎月勤労統計調査の統計学を掲載 2019.04.22
政治的喧騒が収まった今、統計学を学ぶ良い機会である。厚労省は既に、100万人労働者の”統計上の消失”を認めているのでに記載内容のNews性は無くなっているが ウエイト概念など、統計学リテラシー向上に役立ってほしい。
毎月勤労統計調査の統計学の トップ および 主要な結論 |
英語版PDF A Japanese labor statistic “MAIKIN” has a fundamental fragile structure |
supplements 補足: データソース Excel計算 など |
毎月勤労統計調査 ウエイトとして機能する 各群における労働者数推移 グラフの説明 |
毎月勤労統計調査 2018年6月の高い伸びはウエイトシフトで説明できる |
東京都における約1000大規模事業所の脱落の影響0.6はウエイトシフトから導かれた値と推定する |
再集計版の内部構造は怪しい |
回収率と抽出(比)率 |
毎勤賃金データの見方 数値の根拠に一貫性が無い |
全数調査の問題 有効回答率 |
参考値(継続調査・共通事業所)は全数調査対象である大規模事業所に大きく影響されている |
毎月勤労統計調査問題に関する雑感 私サイドの経緯と所見 |
統計関連として 「DNA多型とヒト表現型との相関研究」を記載する予定
ヒト遺伝学
現役時代、職場のWebサイトを通じて専門分野の情報や一般向けに多くの情報を発信し、それなりに見られるサイトを構築してきた。 私の退職後も相当期間残してくださったようだが、今は全く見られなくなっている。もう一度読みたいという要望に個別対応してきたが、ここに再現しておくことにした。
ヒト遺伝子とのかかわり |
遺伝・遺伝子・遺伝病 に関する 用語解説 |
優性遺伝病と劣性遺伝病がある理由 |
対立遺伝子 アレル |
ホモ ヘテロ ヘミ と 接合体 接合性 |
ホモロジー 用語概念の変化を学問の進展と合わせて語る |
病気の遺伝子が蓄積すると、何億年かの後で人類が滅亡するような危機にならないか |
以前には著作を考えていた時期もあり、つながりのあった出版社等から、「退職して、暇になって、まとまったら連絡ください」と言われていた。 しかし、もともと紙での出版に懐疑的であり、また、私の書く文章はとても一般向けにならない =売れない という自覚もある。
最近のIT技術の勉強もして、CSSを使いこなしたいとか欲もある。 今後何年続くか自信が無いが、老化予防の”遊び”と考え、楽しみたい。